Googleのdv360というディスプレイ広告について解説します。アドテク。アドテクノロジーの略称ですが、どんどん、web広告 の 技術革新は進んでいます。
webマーケティング が 重要視され始めた日本でも、そのアドテクの価値は高まっています。
それゆえ、アドテクノロジー系のIT企業、デジタルアド会社は、どんどん上場していっています。
インティメート・マージャー(7072)
https://corp.intimatemerger.com/
ログリー(6579)
https://corp.logly.co.jp/
ジーニー(6562)
https://geniee.co.jp/
フリークアウト・ホールディングス(6094)
https://www.fout.co.jp/
たとえば、このような会社です。ちなみに、()の番号は、銘柄コードです。
これらのアドテクノロジーな企業は、データを活用したマーケティングを強みとしています。それゆえ、そこからのDSP広告配信や、データを活用しての広告効果測定、自社のプライベートDMPなどとのシステム連携での、技術革新を進めています。
今回は、そのひとつの本流になるDSP広告 Googleのディスプレイ&ビデオ360(DV360)について、解説をしていきます。
GoogleのDSP広告 ディスプレイ&ビデオ360とは?
ディスプレイ&ビデオ360の公式サイト 日本版
https://support.google.com/displayvideo/answer/9059464?hl=ja
ディスプレイ&ビデオ360は、Googleが運営するディスプレイ広告(DSP広告)の配信プラットフォームです。
「Google マーケティング プラットフォーム」の1つのサービスです。
ディスプレイ&ビデオ360は、2018年7月24日に Bid Manager から名称が変ったサービスです。
ディスプレイ&ビデオ360は、Google広告の中でも、若干特殊です。
リスティング広告であるAdwords、GoogleDisplayNetwork(GDN)のようなオープン型(誰でも広告アカウント開設や運用ができる広告プラットフォーム)ではなく、クローズド型広告プラットフォームです。
つまり、ディスプレイ&ビデオ360は、誰でも、扱える広告ではないのです。それゆえ、メリットが別にあります。
個人アフィリエイターなどが簡単に扱えるものではないので、手垢がまだつききっていないというのも、1つのポイントですね。
ただ、知名度もない上に、広告代理店も扱える会社が限られているため、ノウハウがあまり公開されていません。
Youtubeでも、動画で登場するのは、英語の動画になったりします。
字幕で見ると、わかりやすいかもですね。
上記のようなかんじで、DV360は、Google広告と比較されることも多いですね。
DSP広告 ディスプレイ&ビデオ360の4つのメリット
DSP広告であるdv360(ディスプレイ&ビデオ360)のメリットは、いろいろありますが、主なポイントは以下の4つだと思います。
- GDN以外にも、様々な広告メディアに広告を配信可能(YDNやマイクロアドなど)
- 既存のGoogle広告の運用データやリマーケティングリストの活用可能
- 充実した第三者デモグラフィックデータとの連携
- クローズドな広告プラットフォーム
ディスプレイ&ビデオ360なら、リマケタグを活用して、YDNなどへの広告配信もできるので、リマケ活用からのCV促進にも向いています。
属性データも第三者のデータとの連携ができるので、今までの広告よりも、精度高く、広告配信できるので、そこも大きなプラスポイントですね。
Google 広告 GDN との違いは?
DV360の、Google 広告 ディスプレイキャンペーン(GDN)との違いは、なんでしょうか。
明確に違うのは、
広告配信面の広さ
ですね。
上記で記載したように圧倒的に、いろいろなSSPへの広告配信が可能です。
Googleネットワークを超えていて、YDN にすら、掲載できる、というのは、
業務効率の改善にもつながるので、大きなアドバンテージですね。
Googleなのに、Yahooにも広告を出せる!というのが、グローバルなかんじがする広告ですね、DV360は。
ディスプレイ&ビデオ360で可能なセグメント
こんなかんじで、セグメントして、ターゲティングした広告の配信が可能です。
そもそも、GDNで設定可能なターゲティングは、ほとんど設定できるので、GDNと同じような設定ができます。
- カテゴリ
- フリークエンシー
- デバイス
- 都道府県、市区町村
- 曜日、時間
- ブラウザ
- OS
- キャリア
- 言語
- リーセンシー
- コンテンツテキストターゲティング
- 配信SSP、ADX
基本的には、リマーケティングの効果がいい場合、そのリマーケティングを活用して、配信量を強化するWeb広告施策として、活用することがいいですね。
ちなみに、特定施設から、半径 1km など、その場所にいる人なども、指定して、広告配信も可能です。
イベントや、商店、商店街など、エリアに紐づくPRをしたい場合にも、おすすめなので、DV360です。
要は、GDNのリマーケティング施策でうまくいっているなら、ディスプレイ&ビデオ360です!
ディスプレイ&ビデオ360 活用事例
ディスプレイ&ビデオ360の事例として、こんな配信事例もあります。
BtoB ECサイトで、ディスプレイ&ビデオ360を使って、広告を配信。
もともとGoogle広告、GDNで貯めていたリマケデータを活用したところ・・・
CPAで、3,000~5,000円くらいで、購入のCVが出ました。
商品単価が5,000~10,000円程度なので、
そこそこの効果ですね。
パチンコ店の告知 活用事例
パチンコ店も、最近では、インターネット広告の活用が増えています。しかし、パチンコ店の場合、ギャンブル関係として、掲載可否が通らない媒体も多いですね。
そこでdv360の出番。元々が海外のサービスなので、dv360なら、パチンコ店の広告露出も可能です。動画でも、静止画でも、お店の告知ができて、しかも、比較的リーズナブルな単価で、大量に広告露出ができます。
属性も、ギャンブル好きに合わせて配信可能なので、意外とパチンコ店の広告配信には、いいかもしれませんねえ。
dv360 掲載可能なフォーマット
dv360は、どんどん進化していますが、魅力の1つに、さまざまな広告フォーマット、広告クリエイティブで、広告配信が可能なところも見逃せません。
- インパクトバナー ビルボード
- ネイティブ広告
- アプリ
- ネットテレビ
- gmail広告
- オーディオ
Spotifyのような、ユーザーがどんどん増えているオーディオメディアへの露出も可能です。また、国内ではまだですが、デジタルサイネージ、タクシー広告といった、オフラインの広告メディアへも、DV360は広告配信ができます。
予算管理もしやすいため、めちゃくちゃ便利な広告になっています。
2020年には、なんと、タクシー広告へも広告配信できるようになったそうです!
タクシー広告 Tokyo Prime へ 広告配信 Google Display & Video 360(DV360)
Tokyo Prime 公式サイト
https://www.tokyo-prime.jp/
Tokyo Prime は、タクシーのデジタルサイネージ広告の大手サービスです。
国内でも数少ない、タクシー広告の配信元ですね。
そんなTokyo Primeに、Google Display & Video 360 から広告配信できるんです
たとえば、YouTube動画広告などの素材を投入すれば、タクシー広告への配信もできるんですよね!
これはすごいですよね。
そもそも、タクシー広告などは、配信のための審査も大変だったり、入稿も時間がかかります。
これがDV360でできるのは、とてつもなく便利ですね!
パナソニックや、ネットフリックスなどが活用しているんだそうです。
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